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【体験レポート】190109開催 一生の思い出に残る、一緒に餅つき&スイーツ作り

専修大学の学生が川崎市で餅つきイベントを開催。準備やゲーム、インスタ映え選手権を通じて仲間との絆を深めました。

■静かな住宅街の一角で

年が明けたばかりの都心は、気のせいかいつもよりも少しだけ街の音が小さい。 そして今回の舞台はそんな東京から少し離れた神奈川県川崎市。彼らはなぜ、この街を選んだのでしょうか。 今回のホストは、専修大学のリーダーシップ開発プログラムに参加している5人の学生たち。そしてゲストとして参加してくれたのは、5人を常日頃から見守る先生と多くの友人たちです。いつもと少し違った物語が始まりそうな音がして、陰ながら私もドキドキ。 そんな今日の物語の場所に彼らが選んだのは、「unico川崎」。利用者が欲しい環境を「耕す」ことをコンセプトに、様々な施設を備える、夢がいっぱい詰まった場所。 おしゃれな施設をうろうろとしていると、ありました、大きな杵と臼。こんな重たいものをどうやって運んだのでしょうか。 既に私たちが餅つきをしやすいように準備されたお餅が、臼の中からちょこんと顔を出していました。ほかほかの優しい匂いが漂うお餅もまた、物語が始まるのを待っているかのようです。

■ストーリーチーム「最終章」

続々とゲストが集まり、3時間の物語が始まる時間が近づいてきました。 「ストーリーチーム集合!」 おっと、招集がかかりました。ストーリーチームって名前、かっこいい。

よく見ると、みんなの手に握りしめられたプリントにはたくさんのメモ書きが。チームお揃いの「AND STORY Tシャツ」も、既に調味料やお餅の粉ですっかり汚れてしまっています。そう、物語はずっと前から始まっていたんです。徹夜で準備した昨日から。企画を練りなおした数か月前から。5人がストーリーチームとして結成したあの日から。 長い長い物語の最終章が、これから始まります。

  ■大学生が餅つきをするということ

最初にチーム分けをして、前半と後半に分かれます。 私は後半チーム。どうやら前半チームが餅つき体験を終えるまでに、5人が考えてくれたゲームをするようです。ここでも楽しく3時間を過ごしてもらうための工夫がいっぱい。自己紹介の時はどぎまぎしていたみんなの表情も、いつのまにか冗談を言えるような仲になっていました。そしていよいよ餅つき体験に入ります。

ところで、「現代風餅つき」とは、どういうことなのでしょうか。その意味が、実際にお餅をついていると、何となく分かってきました。 若者の間で流行っている「タピオカジュース」、おしゃれなものを見るとすぐにカメラを出したくなる「インスタ映え」するモノ。私たちに身近なこの単語とは裏腹に、「お餅つき」をする大学生なんて聞いたことがありません。 一緒に何かを作ったときの喜び、作ったものをみんなで味わう感動は、大人になればなるほどその機会がなくなって、感謝の気持ちが薄くなってしまうような気がします。それは私にも当てはまることでした。 お餅をついているときのみんなの表情、誰かがお餅をついているときの「よいしょ!」というみんなの掛け声。重くて杵がもち上げられないときに手助けしてくれる仲間の存在。彼らを見ていると、ひとりひとりが生き生きとしていて、楽しそう。 一人でできることではないからこそ、きっと周りのありがたみに気づくことができるんです。

■お餅でインスタ映え

実際についたお餅を使って、今度はチームごとに「インスタ映え選手権」。ストーリーチームが用意してくれた調味料や材料を使って、お餅に飾りをつけていきます。 材料の中には、ゆかりふりかけや鮭フレークまで。美味しいのかどうかはわからないけれど(笑)、ユニークな味付けやアイデアにどの班もとってもにぎやかです。

そして完成した餅をプレートに載せ、施設のいろんな場所で「インスタ映え」する写真を撮っていきます。優勝した班には豪華賞品が当たるということで、みんなの撮影するときの表情は真剣そのもの。 厳選なる審査を経て選ばれた各班の写真は、班員のプレゼンとともに全員での最終審査に入ります。正直、想像以上に「映えている」写真が多くて、私もびっくり。現役大学生のセンスの良さに感心してしまいました。 そして始まるときは静かだったこの会場も、プレゼンの時には自分たちの班を応援する声援でいっぱい。これもきっとストーリーチームの思惑通りなんだと思うと、やられた、という感じ。すごく楽しい。

■楽しませるということ

こうして、1年かけて構想を練ってきた、という想いがこもった3時間の物語は、あっというまに終わりを迎えます。 最後に、ストーリーチームの5人から1人1人挨拶。私が彼らに出会ったのはたったの3時間だったけれど、5人の話を聞いているだけで、ずっと前からみんなを知っているかのような感覚になっていた。そして最後の挨拶をする中で、1人の男の子に込み上げてくる想いがあったようで、その様子を見ているだけで私も泣きそうになってしまいました。

聞けば、料理を通じて仲を深めてもらうという趣旨は変わらないものの、昨年末におせちをテーマにした親子向けのお料理教室を開催する準備を整えていたようだが、色々な問題があり結果実現できなかったとのこと。 代替となる企画を練ることも、それを実施することも無理じゃないかというスケジュールや緊張感の中で、なんとか開催することが出来た今回の企画。だからこそ、このお餅つきに来てくれる人たちには、絶対楽しんでもらうんだという熱い想いを持って、5人は1週間ほぼ寝ずに準備を頑張ってくれたと聞いてすごく驚いた。 参加者としての私はただ楽しくて、背景にそんな大変なことがあったなんて知る由もなかったけれど、それも5人が一生懸命私たちを楽しませようと頑張ってくれたからこそ、容易には気付けなかった物語だった。 そう考えると、今日もどこかの街のホストが、来てくれるゲストたちのために、一生懸命ストーリーを準備してくれていて、その裏側でホストには大変な準備や苦労があっても、きっとそんな裏側は見せることも語ることもなく、笑顔を作ることに一生懸命なんだろう。 今までは私より年上のホストの体験に参加してばっかりだったけど、同じ年だったり私より若かったりする大学生ホストのストーリーに参加したからこそ、そんな当たり前のことに気付けたのかもしれない。 「みんなにこの瞬間を楽しんでもらいたい」 そんな5人のシンプルで、強い想いが染みるように伝わった、1月の晴れた日の、温かな3時間でした。 その3時間はタイトルの通り、私の一生の思い出になりました。

早川遥菜

地域・イベント

【体験レポート】190109開催 一生の思い出に残る、一緒に餅つき&スイーツ作り

2019.03.17

  |  AND STORY

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